海鵜(ウミウ)捕獲場の見学 [自然・生物・環境]
新鮮野菜を入手するため
またもや十王町の「うきうき」へ来てしまいました。
ついでにレストラン「鵜の岬」でランチも。
ランチの後は「碁石ケ浜」の展望テラスへ。
実は「茨城国体」の開会式にご臨席された両陛下は
翌日(9/29)、この場所に来られたそうです。
美しい景色にさぞかし感動されたことでしょう。
しかも、全国で唯一の不思議な施設
「海鵜(ウミウ)捕獲場」も見学されたそうな。
そこで我々も両陛下にあやかって
公開中の捕獲場に立ち寄ることに。
こちらが見学(観光)用トンネルで
公開期間中のみ、無料で入ることができます。
トンネルの途中には西日本各地で行われている
「鵜飼い漁」の様子が幾つものパネルで紹介。
ここで捕獲した海鵜は捕獲者手作りの鵜カゴに入れ
国内11個所の鵜飼地に供給されるそうです。
まっすぐなトンネルを奥へと進むと・・
そこは高さ約15mもの断崖絶壁に設置された
「鳥屋(とや)」という施設が。
丸太とコモで作られた小屋なんです。
屋根の一部に設けられた覗き穴から顔を出すと・・
ひえ〜!目の前には大海原が広がっていて
真下の断崖はまるで見えませぬ。
渡り鳥である海鵜の捕獲方法は
鳥屋の外の狭いテラス状岩場におとり用の鵜を
5羽ほど繋いで、沿岸を移動中の鵜を誘い寄せます。
鳥屋の中でこの様子を監視していた捕獲者は
タイミングを見計らって「カギ棒」を鵜の足首に
かけて、鳥屋内に引き寄せるのだとか。
まさに日本の鵜飼文化を支える名人芸では!!
(鳥屋の奥に見えるのは捕獲者が利用する抜け道)
両陛下も捕獲者に直接質問されたそうですが
まさかこんな危険な崖っぷちで
海鵜を相手に仕事をしている名人がいるとは
信じられなかったことでしょうね。
そんなわけで恐れ多くも
両陛下の足跡を辿ってしまいました。