水戸芸術館で「道草展」を [展覧会・ギャラリー]
コロナのため長らく自粛気味?だった水戸芸術館
の現代美術ギャラリーで、久々の本格的な企画展
となる「道草展・未知とともに歩む」を見てきま
した。
異常気象や環境汚染など、人間の営みが環境に与
える影響は、そのあり方を問われる重大な局面を
迎え、政治や経済に対して積極的な対策を求める
声が世界各地で上がっています。
本展はそのような社会的意識の高まりを背景に
植物への関心やフィールドワークから生まれた
現代美術作品を通して、人間がその環境とともに
歩んできた道のりを考察する展覧会です。
国内外の6組のアーティストによるドローイング
や写真、映像、インスタレーションなどから
人間と環境のつながりを考えます。(パンフより)
会場に入って大きな作品を見ても、最初は何を
意図しているのか分からなかったのですが
徐々に本展の意図するところが分かってきて。
会場内の風景的な撮り方なら撮影OKという事
でしたが、ついつい羽目を外しそうになって
女性スタッフさんからお叱り?を受けることも。
映像作品が多かったのですが、特にこちらの
3チャンネルビデオ作品「殖物」は、腰を据えて
興味深く見入りました。
見終えて外に出ると、芝生広場の一部を
掘り起こした場所が囲ってあるけど?
何とこれも「自然発生する植生」という作品
なのでした! 残念ながら作家さんは4月に
亡くなられたそうで、こちらは本展のために
構想した遺作とのことでした。(合掌)
現代アートは、作者の意図するところを理解する
のがけっこう難しいのですが、じっくりと眺めて
いるうちに、突然心に響いてくることも。
もう一度行ったら、さらに理解が深まりそうです。
2020-09-08 23:53
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