ノルウェイの森 [読書・音楽・映画]
コロナ自粛全勢となった3月下旬以降
私が関わるコミュニティギャラリーは
利用団体からのキャンセルが続き
約3ヵ月もの間ずっと閉館状態でした。
何とか7月から再開させようと利用団体に代わり
こちらで企画・運営してきた3件の展覧会が
昨日の「ノン・ブラック選抜9人展」を以って
全て終了し、ホッとしているところです。
幸い今日は終日オフなので、搬出ついでに
納戸に保管していた不要なF100号キャンバス
2枚をクリーンセンターに持ち込んで
予定の断捨離が終了し、気分スッキリ〜!!
いささか疲れ気味なので
午後から読書で気分転換することにして
久しぶりに村上春樹の「ノルウェイの森」を
再読しています。
1980年発売で大ヒットした長編小説で
村上春樹にしては珍しい恋愛小説なのです。
主役は大学生の僕・ワタナベ。
ヒロインは、美人なれども今にも壊れそうな
心に病を抱えた恋人・直子。
物語では直子がどこかへ消えてしまうと同時に
新たなヒロイン・緑が登場し
積極的にワタナベを引っ張っていきます。
前半と後半で全く性格の異なるヒロインが
登場することで、まるで別々なストーリー展開に
なっていくのですが・・・。
2010年12月に小説が映画化されると
たちまち空前のヒット!!
主人公・ワタナベを演じるのは松山ケンイチ。
前半の恋人・直子役を菊地凛子が
後半の恋人・緑役を如何にも気の強そうな
水原希子が演じておりました。
私も早速この映画を観に行きましたが
原作とはまるで別物のストーリー展開に
いささか不快な気分になったもの。
原作で感じた前半と後半の相反する展開が
映画化によりさらに強調され
何故こんな映画が万人に受け入れられるのか
全く気が知れませんでした。
そんなこともあり
久しく小説からも遠ざかっておりましたが
今頃になって再読してみると〜あら不思議?
すごく面白いんじゃないの!?
村上マジックにかかったのかなあ?
やはり原作の力は偉大なものですねえ。
「ノルウェイの森」を読み直し
しばしハルキの世界に浸っております。
2020-09-01 13:27
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