マドレーヌ~懐かし過ぎる再会! [料理・食材・グルメ]
昨日は「日立さくらまつり」を見終えての帰り道に
日立駅前のテント村で、「アトリエ マドレーヌ」の
出店を発見!
もしかしてと、店仕舞い中の小柄な女性に声を掛けると
それは忘れもしないオーナーの上野昭子さん。
実に10年ぶりの懐かしすぎる再会でした!
お互いに歳をとってしまいましたが
上野さんは今でも頑張って市内国分町の住宅街で
本場仕込みのフランス洋菓子店を続けています。
さらには日立駅入口の市商工会が運営するショップにも
彼女の努力が実って、マドレーヌの本格派洋菓子が
日立市を代表する銘菓として並んでいるほど。
当時、私は某ミニコミ紙のリポーターをやっており
たまたまその日は日立市女性センターのギャラリーで
ヨークカルチャー教室の生徒さんと展覧会の最中でした。
そこへセレブな雰囲気の女性5名ほどが見えたので
ギャラリーへお誘いしたところ即座に
「こんなタッチでうちの洋菓子を描いて貰えませんか?」
とリクエストされたのが、自宅で洋菓子店の起業を
計画しておられた上野さんでした。
ホント〜人生どんな出会いがあるか分かりませんよね。
もしもあの時、上野さんの依頼を断っていたら・・。
美空ひばりの歌じゃないけど〜
人生って不思議なものですねえ。
私にとっても、絵画とリポーター業の二股をかけて
気合いを入れて一面記事にまとめたのがこちらでした。
記事が出ると同時に、開店したばかりの小さな洋菓子店
「アトリエ マドレーヌ」には女性客がワンサカ押しかけ
売切れ続出という嬉しい悲鳴も。
その前に、私の方も店のオープンに間に合わせるべく
10数種類もの洋菓子をお預かりして、文字通りスケッチ
しまくったもの。
こちらは看板商品のフィグケーキとオレンジケーキ。
おしゃれなラッピングの状態から生の状態まで
途中経過を何枚も描きました。
他にも多彩な洋菓子を、甘い香りに翻弄されつつ
セピアインクと透明水彩絵の具を使ってスケッチ。
特に、白砂糖をまぶした菓子には手こずりましたが
どうにかこうにか美味しそうな感じに仕上がって。
お礼に頂戴したまるで宝石箱のようなチョコレートは
食べるのが惜しくて、スケッチ&額装してお店に寄贈。
まだ店内に飾ってあるかなあ?
約20枚ものスケッチから、こんなチラシが出来ました。
あれから10年も経つのでお店には置いてないかも。
ともあれ偶然なキッカケで、一主婦が起業した小さな
洋菓子店の開店にお役に立てて私的には大満足でした。
帰り際にいくつか頂戴した洋菓子の一つがこちら。
10年前の、甘〜〜い思い出と共に味わいました。
長いこと上野さんのお店に行ってないので
今度、チャコを連れて行ってみようかな?
幸いにも?4月の然々教室では
「洋菓子を美味しそうに描いてみる」がテーマです。