めくるめく雅楽・舞楽の世界へ [アート・カルチャー]
水戸芸術館で開催の”雅楽と舞楽のイベント”
「今昔雅楽集」に行ってきました。
不思議な音色の古代楽器で奏でられる雅楽には
若い頃からとても関心があったのですが
実際の演奏に接するには、由緒ある神社の祭礼や
演奏を収録したCDなどで聴くのが精一杯でした。
それが今宵は「伶楽舎」という雅楽演奏グループが
当時の装束姿で本物の楽器を使った大掛かりな演奏を
目の前で体感出来るという凄い機会に恵まれました。
しかも第二部では有名な「青海波」や「蘭陵王」
(チラシに載っている華やかな衣装での舞)が
演奏と併せて披露されるという
ワクワク・ドキドキの演出も。
前から5列目の席に座るとステージはこんな感じに。
物好きなのは私ぐらいかと思いきや
雅楽に興味ある方が結構多いんですねえ。
客席はほぼ満席でした〜!
演奏中の撮影は勿論NGなので
パンフのモノクロ写真で雰囲気を感じて下さい。
使われる楽器は次の8種類で構成。
前列が打楽器で、鉦鼓(しょうこ)、太鼓、鞨鼓(かっこ)
2列目が弦楽器で、琵琶(びわ)、筝(そう)
後列が管楽器で、龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)
篳篥(ひちりき)。
烏帽子などの平安時代(多分?)の衣装を纏い
さながら宮廷オーケストラ!
美しく彩られた大太鼓を中心に
ホエエ〜〜!という独特の音色で演奏されるので
もうたまりません。
はるか古代に、ペルシャ、インドなどの
西域諸国から、シルクロードを経由して
はるばる日本にもたらされた正倉院御物のような
貴重な楽器による演奏で、すっかり平安王朝気分に。
コンサートが終わり、夢から覚めてみれば
芸術館南側の旧京成百貨店の
取り壊し作業が始まっておりました。
この辺りに市民会館が建つのですね。
「現代美術ギャラリー」の次なる企画展は
今、わたしが最も気になっている現代アーティスト
「大竹伸朗」の大規模個展。
これは見応えがありそうで楽しみです。
(会期;7/13(土)〜10/6(日)
それにしても、今年の梅雨は長引きそう?
おかげで、新作の完成はもう目前ですが・・
いかん!まだ、ホエエ〜〜という音色が脳裏に?