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「推理小説の三大奇書」が勢揃い!? [読書・音楽・映画]

様々な小説のジャンルの一つに
私好みの「推理小説」(探偵小説とも)があります。
中でも推理小説史上の”三大奇書”と呼ばれている
骨董品のような作品がこちら。

ドグラ・マグラ」 夢野久作(1935年刊行)
「虚無への供物」 中井英夫(1964年刊行)
「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎(1935年刊行)

このうち「ドグラ・」と「虚無への」の2作品は
物好きにもすでに読んでおりますが
「黒死館」は今回初入手。

奇しくも”三大奇書”が勢揃いしました!
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中でも「ドグラ・マグラ」
ストーリーの奇抜さでは群を抜いており
文庫ソムリエが選んだ「角川文庫ベスト1位」に。
帯に付いたキャッチコピーが凄すぎます〜!
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表紙のイラストも耽美感溢れまくってエロいこと。
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常軌を逸したおどろおどろしいストーリーに
思わずのめり込まされる一方で
様々な精神医学用語が頻出するのでかなり難解で
これまで何度も挫折して
最後まで読破できなかったほど。

「これを読む者は一度は精神に異常をきたす」?
(*☻-☻*)
と巷間で伝えられるような奇怪な小説なのでした。
でもタイトルの「ドグラ・マグラ」って
いったいどんな意味なの?
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「虚無への供物」は若い頃に
本屋での立ち読み中に出合ったものの
どこかへ消えちゃったので、今回買い直し。
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素人探偵コンビの推理がなかなか的を得ず
何度も何度も肩透かしを喰ったりして。
読者に忍耐力がないと付いていけないほど
歯がゆ過ぎるストーリーだったような?
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印象的だったのは、江戸市中に点在したという
「五色の不動尊」事件に絡んでくること。
目黒や目白は地名に残っているので分かるとして
他にも目赤、目黄、目青なる不動尊まであったとは?
ググってみたら、別名の寺院内に実在しているとか。

以前、愛読者・buchiさんからのコメントに
江戸五色不動巡り」話があったので
こちらの本をすぐに連想してしまいました。
久々に頑張って読み直そうかと思います。


「黒死館殺陣事件」が三大奇書と知ったのは最近のこと。
先日、ツタヤで店員さんに探して貰いました。
悪魔学と神秘科学の結晶した・・・とは??
あの江戸川乱歩も絶賛した本邦三大ミステリーの一つ?
さ〜て、一体どんなストーリー展開になるのやら?
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三大奇書にチャレンジする前に
大好物の羊羹とコーヒーで
ノー天気な脳みそをクリアーにしておかないと。
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そんなわけで、本日は読書三昧です。
精神に異常をきたさなければ良いのですが?

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