山岳宗教の聖地・加波山神社へ [歴史・レトロ・旅行]
帰途、真壁地内の「加波山神社」へ。
ここは奈良・平安時代から続く神仏習合の
山岳信仰「加波山講」の里宮で
「加波山神社拝殿」や「三枝祇神社本宮拝殿」
が鎮座する神域となっております。
境内には全国各地の「加波山講」が建立した石碑
が林立し、一種独特の雰囲気を秘めています。
”先達・なにがし先生”、”大先達・なにがし先生”など
各講の偉大なリーダー名を誇らしげに刻んだ
石碑群が参道にずらりと建立され圧巻です。
この道を進んで一旦境内から抜けると・・・
その先には巨木に覆われた立派な宮司宅や
「加波山普明神社」なる
天狗の面を飾った小振りな社殿が。
境内には小博物館のような建物がありましたが
残念ながら土日は休館日でした。
境内の一角には風化した石の金精様が2体!
思わず撫で撫でしてお賽銭を上げてしまいました。
目の前には左右対称の美しいスロープを有する
霊山・加波山(709m)が聳えています。
かつては全国から集まった加波山講の信者たちが
白装束姿で、先達や大先達に誘導されて
頂上に建つ加波山神社本殿や三枝祇神社本宮本殿
などを目指したことでしょう。
ところで、左手に真っ赤な柱が見えますが?
なんと〜そこには真っ赤な大鳥居と
金ピカの社殿からなる真新しい「加波山神社」が
ど〜んと鎮座していたのでビックリ!!
由緒の刻まれた石碑によれば
平成年間に全国の信者?から集められた寄付金で
建立されたようですが、まるで新興宗教のような
派手な建物で、あっけにとられてしまいました。
同じ県内とは言え、真壁町など県西方面には
まだまだ好奇心を刺激されるスポットが
沢山残っているようでした。
2020-02-16 11:15
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